vocanoha

合成音声の音楽に、言の葉を捧ぐ:詩的なボカロ曲レビューサイト

はこ「百葉箱」


思わずスキップしたくなるような、リズミカルなポップトロニカだ。天気をみまもる生活は、この大都会のうちにあっても、私たちは自然とともにあることを実感させてくれる。そしてここに生きている、人ならざる幾多の生命の存在にも。でもこのとりとめのない思いなしに、なによりいま必要なのは、君と僕をつなぐ大きな傘なんだ。それもまた実存の真実であろう。(utakiki)