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合成音声の音楽に、言の葉を捧ぐ:詩的なボカロ曲レビューサイト

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

稲葉曇「フロートプレイ」

モノクロの映像によく映える、淡い疾走感のあるポップチューンだ。それは人生と呼ばれるハイウェイを、どこへとも駆け抜けてゆく感覚であろうか。加速するスピードは、僕に浮遊感を与えてくれる 。あれほどこだわった行く先は、もうどこでもかまわない。ただ…

ふるがね「ぐしょー」

エレクトロニカな音響に、淡く優しい音色の、リズミカルなポップソングである。記憶や思い出はたくさんあるけど、それに縛られるでもなく、清楚に今を楽しむような生き方には、自然体のイノセンスが感じられる。そう、人は何度でも今を生きなおせるのだ。夢…