vocanoha

合成音声の音楽に、言の葉を捧ぐ:詩的なボカロ曲レビューサイト

白晝堂々「 Y字路のあいつ」


爽やかに寂しげな、歌ものポストロックである。君のいなくなった街で、花は咲き、そして散る。その代わり映えのなさにいたたまれなくなった、僕もまたここを離れよう。そうしたある巣立ちの歌であろうか。あてどない人生という旅の途中へと、放浪に誘うような、ギターの渇いた音響がよい。(utakiki)