2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
エレクトロニカな音響に、木霊するイノセンス音楽である。溢れんばかりの光のなかを歩みゆくにつれて、魂が浄化されてゆく夢かのように。そして身体から抜けだした魂は、もはや何ものにも束縛されることはなく、空へと解き放たれてゆく。静謐にして神秘なる…
流れるように心地よいポップス。はるかな思い出は、やがては泡のように消えてゆく運命だとしても、いまもこの記憶のうちにあなたはリアルに存在している。この夢の終わるそのときまでは…… 淡いポップな調べとともに、まろやかな音像にとけこんだ感傷が、心地…
ありふれた都市の日常を、お洒落に切りとったポップスである。それも恋愛でもなければ、娯楽でもなく、とある職場からの帰路を題材として。もちろん都市のそのままの日常は、そこで生きる人間の心のありようは、こういつも綺麗にはゆかないものだ。ただ私た…
暗く密やかなエレクトロニカの歌もの。燃えさかる熱をうちに秘めながらも、あくまで肌触りは冷たく、それはある種の鉄器のようだ。この想念に映しだされた世界と、手に触れる現実そのものと、その境界を彩るささやかな祈りと。この楽曲には、その想念と現実…