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合成音声の音楽に、言の葉を捧ぐ:詩的なボカロ曲レビューサイト

Sebon「涼しさ」


どことなくフュージョンの調子のある、淡くもダウナーなポップスだ。こんなモノクロの世界で、ばらばらになってしまった。いまさらに思い知ったのは、君が存在してこその、僕であったということ。しかし君にとってはどうなんだ。つのってゆく不安と疑心。そしてどこからか風が、涼しく身体を吹き抜けてゆく。平静を装いながらも、内面から狂ってゆくような音楽であろうか。(utakiki)