vocanoha

合成音声の音楽に、言の葉を捧ぐ:詩的なボカロ曲レビューサイト

ぐとら「Ace」


透明感のある音響に、まろやかな音色の響きわたる、ポップエレクトロニカだ。幾多の生命がまるで泡のように、生まれてはかつ消えてゆく、この大自然の神秘に溶けこまれてゆく感覚。この宇宙にあっては、僕もそうだし君もまた、いつ失われても不思議ではない存在だ。それでもいまはただ、奇跡と優しさに祈っていたい。そんな音楽であろうか。(utakiki)