vocanoha

合成音声の音楽に、言の葉を捧ぐ:詩的なボカロ曲レビューサイト

鈴木凹「どくんどくん」


アンビエントな雰囲気を漂わせた、歌ものイノセンス。この空と大地のはざまに、ともにある多くの生命とともに、いま自分がたしかに存在している。この誰もが見過ごしながら生活している事実を、あらためて発見したときの驚きにも似た感覚に、この旋律と音響は導いてくれる。思わず敬虔になってしまうような、そういう音楽です。どうして夜は寒いの?(utakiki)